伃邑字津越 才谷に至る県道に平行して
流れる秋野川に架かる岩本橋を渡ると
左側の丘陵地に西南に面して鎮座している。
伃邑の産土神にして、祭神は誉田別命を祭る。
土俗に弁財天というも確証はなく、
これはもと稲貝に鎮座していたものを
現在地にお祀りしたと伝えられ、
これが現今の末社になっているのではなかろうか。
当社の由緒、沿革は不詳であるが、
『吉野郡資料』には貞享元年九月の
創祀と記されている。